台湾人と結婚して台湾生活も8年目に突入。
台湾生活が楽しいかと言われると、正直そんな事はないです。(おいおい)
それでも8年台湾で頑張れているのは、「お金というベースがあるから」に他なりません。
結局はお金か…と思われるかもしれませんが、
ベースにお金という安心感があるのとないのとでは、精神安定に雲泥の差が生じます。
(大袈裟に聞こえるかもしれませんが、私の場合はそうでした)
お金があれば選択肢がグッと広がります。
万が一台湾生活に限界がきても次の行動に移しやすいですし、すぐに次の行動に移せるという安心感がまた心の安定へとつながっていきます。
国際結婚の場合、
文化の違いや言葉の壁の辛さは、実際に生活してみないとわからないんですよね…
だからこそ、逃げ道を自分でしっかり準備しておくべきです。
という事でこの記事では、国際結婚で ”自力でお金を稼ぐこと” の重要性について書きたいと思います。
【国際結婚】台湾生活はつらくて当たり前
恋は盲目という言葉があるように、新婚当初は
愛があれば何でも乗り越えられる!
と本気で思っていました。(若かったな〜。笑)
でも、現実はそんなに甘くはなく、日が経つにつれてどんどん辛くなっていくばかり…
それもそのはずです。
国際結婚をした私たちは、台湾で生活を始めた時点で大きなハンデを負っているからです。
国際結婚した私達は常にハンデを負ながら生活している
- 文化の違い
- 環境の違い
- 言葉の壁
最初は大した事ないと思っていた「文化の違い」でしたが、文化の違いは価値観の違いに直結します。
よく「郷に入っては郷に従え」と言われますが、
全てのことを我慢していては、精神が病んでしまいます…
更には、環境の違い・言葉の壁と様々な試練がとめどなくやってきて…
塵も積もれば山となるように、小さなストレスがやがては大きな山となってあなたの心を蝕み始めるのです。
国際結婚すると台湾の文化や人と深く関わる必要がある
留学や仕事で一時的に滞在するだけであれば、表面的に付き合えば済むことが多いです。
また、不満があっても終わりがあるのでまだ耐えられます。
でも!
国際結婚となるとそうはいきません…
台湾人や台湾の文化とより深く密に関わる必要があり、基本的に一生続きます。
価値観の違う中で生きていくのは思っている以上に大変
私たちは台湾人ではありません。
日本で日本の教育を受けた日本人です。
少なくとも20年は日本のルールの中で生きているので、その価値観が潜在意識の中に刷り込まれています。
それを、「はい!今日から台湾の価値観に合わせてください!」と言われても、
表面的に受け入れただけであって、心の中は違和感だらけ。
ベースとなる価値観が異なる集団の中で一人だけ違う価値観を持って生きていくというは、思っている以上にハードモードなんです。
ハンデを負いながら結婚生活にも問題があったら更に大変
「文化の違い・環境の違い・言葉の壁」というハンデを抱えた上、更に結婚生活にも問題があったら最悪です…
- 夫が豹変!実はモラハラ or マザコンだった
- 義家族がヤバい(過干渉など)
などなど。
日本人同士の結婚でも「こんなはずじゃなかった!」となるのに、国際結婚となるとより大変です…
「お金」が何より一番精神の安定に役立った
国際結婚で大事なことと言うと、
- お互いの文化を尊重し合おう
- とことん夫婦で話し合おう
- コミュニケーション向上のために語学力を上げよう
など、夫婦がお互い努力するようなポジティブな言葉ばかりが並んでいます。
でも、実のところ頑張るのは圧倒的に台湾に移住してきた側なんですよね。
特に台湾は家族の繋がりが濃厚なので厄介
夫婦でとことん話し合って解決しても、台湾は家族の繋がりが強いため夫婦二人だけで決められない事が多いのが現実です。
夫がいくら良き理解者となってくれても、家族として答えを出すとなるとやはり義家族の決定が全てとなります。
「ここは台湾だから」と言われてしまうと、相手に合わせるしかない…
結局、お互いの文化を尊重すると言っても、台湾に住んでいる以上尊重されるのは台湾の文化だと思い知らされます。
国際結婚でお金がないと夫に依存するしかない
国際結婚の大変さをしみじみ実感した結婚1年目の頃。
正直この頃はお金があまりありませんでした。
日本に帰ろうと思えば帰れるけど、今帰ってしまうと何かあった時に困るのが目に見えているので我慢ばかりの日々。
国際結婚でお金がないと、自分で何も決められないんだ…
日本に帰るにも、夫にお伺いを立てないといけなんだ…
この先もずっと、こうやって夫に依存しながら生きていかないといけないんだ…
日に日に虚無感が増していき、自分は無価値な人間にさえ思えてくるほどでした。
お金があれば選択肢が増える
このままでは自分がダメになる…
そう思って、在宅ワークで働ける仕事を探し、今までにライターや中国語の講師などを経験しました。
わずかでも自分でお金を稼げるようになった頃、今まで心の奥底にずっとあった不安や不満が薄らいでいることに気付きました。
やっぱり、お金があると精神は安定します。
お金があれば、
何かあった時は日本に帰ればいいか!と気楽に考える事が出来ますし、日本に帰ってもとりあえず食いぶちに困ることはありません。
お金があることで選択肢が増え、逃げ道があるという安心感
この安心感を得られた事が、今も台湾生活を続けられている理由です。
今は在宅で簡単に稼げる時代
コロナがあり、今は在宅で出来る仕事がたくさんあります。
私が在宅で仕事を始めた頃に比べると、お金を稼ぐハードルはそれほど高くはありません。
国際結婚で必要なのは、愛ではありません!(おいおい)
あっ、こんな記事を書いているので夫婦仲が悪いのでは?思われているかもしれませんが、夫婦仲はとても良いです。笑
でも、やっぱりお金は大事。
少なくとも私はそう思います。
台湾生活が辛いと感じた時こそ、まずは簡単なことからでいいので初めてみると、世界が広がるのでおすすめです。
最後に:どこにいてもツラいことはある
台湾での生活が辛いなと感じた時に真っ先に考えたのが、
日本での生活は果たして楽しかったのだろうか?
と言うことです。
日本社会にいた頃は、自分らしさより集団の一員としての振る舞いを大事に生きていたように感じます。
だから、日本にいる時は、”自分らしく生きるってなんなんだろう” ってよく思っていました。
私は背伸びせず無理をせず、ありのままで自分らしく生きたい。
それが台湾では出来ているので、今台湾にいる事を選んでいます。
結局、どこにいてもしんどい事やツラい事はあります。
でも、そこで自分がどういう自分でいたくて、どこでなら実現できるのかを考えること。
大事だな〜と思います。
台湾生活がツラいなと感じている国際結婚をしたあなたに、届けば嬉しく思います。
それではまた〜♪