国際結婚して夫の国へ移住し、楽しい新婚生活スタート!!
のはずが、
最初は何もかもが新鮮だったのに、だんだんと言葉が通じない事がストレスに…
国際結婚あるあるです。
恋愛していた時にはさほど感じなかった “不便” が突如として大きな壁となり出現。
台湾人と結婚して8年経ちますが、正直最初の3年間はキツかったです…
恋愛と結婚は違うという事をまざまざと突きつけられた3年でした。
この記事では、国際結婚した筆者が実践している「言葉の壁への対処法」をシェア致します。
辛くて辛くて仕方ない…
そんな時に少しでもお役に立てれば幸いです。
国際結婚して夫の国に移住のパターンは大変!
国際結婚で考えられるパターンは下記の3つ。
- 夫の国に住む(夫の母国語)
- 妻の国に住む(妻の母国語)
- 第三国に住む(英語か居住地の言語)
私の場合は、オーストラリアで出会った台湾人の夫と結婚して台湾に移住したパターン(①の夫の国に住むパターン)。
今まではコミュニケーションを取る相手が彼(夫)だけで良かったのが、そうもいかなくなり…
結婚前までは英語で会話していたのが、一転してどっぷり中国語の世界に浸かる事になりました。(もちろん中国語の知識は全くのゼロ状態)
このパターンって実は一番過酷なんですよね…
なぜなら、全く知らない言語を一から勉強しなくてはならず、更には言葉の壁以外にも文化の違いがある中で生活しなくてはならないからです…
言葉の壁を克服しようと頑張った3年間が地獄のようだった
最初の3年ほどは、
文化の違いも言葉の壁も克服できる!私が努力すればいいんだ!
と、必死に頑張りました。
けど、頑張れば頑張るほど、理想と現実のギャップに落胆しては苦しくなるばかりでしたね…。
新婚生活は夫の家族と同居でスタート
私達の新婚生活は、夫の家族との同居で始まりました。
甘酸っぱい新婚生活にワクワクしていたのも束の間、夫は多忙で朝から晩まで仕事…
日中家には、英語が話せない義母(中国語と台湾語が話せる)と台湾語オンリーの義祖母と三人。
今思えば、すごい状況ですよね。笑
私よ、よく頑張った!!!
全くの0からスタートはしんどい
英語の場合は学校で習っているので、多少は知識があります。
でも、中国語の知識は全くのゼロ。
この状態、思っている以上にしんどいです…
- トイレに行きたい
- お腹すいた
- 眠たい
など、
生きる上で最低限必要な単語さえわからず、調べて言葉にしても発音が悪過ぎて通じない…
知らない言葉は呪文と同じです。
だんだんと、毎日毎日意味不明な呪文を浴びせられているような感覚に陥り…
ついには、中国語を見るのも聞くのも嫌になってしまっていました。
そもそも人見知りで話すのが苦手だった
そして、中国語の勉強を始めて3年ほど経った頃に、ある重大な事実に気付いてしまったんです…
私、そもそも人見知りで人と話すの苦手だったわ!!ってことに!笑
でも、中国語の勉強をしていると、
とにかく話さないと!と無理して積極的に話しかけて…
結果的にずっと自分の苦手なことをやり続けて、ストレスをどんどん溜めていました。
3年間、そりゃしんどかったよね!と思いましたよね。笑
人見知りでも一応大人なので普通に会話は出来ますが、自分から積極的に話しかけるのが昔から苦手で…
人見知りは人見知りに合った方法で学習すべきだと肝に銘しました。
国際結婚で言葉のストレスを感じた時に知ってほしいこと!
ストレスを感じている時って、自己肯定感も下がっていて自分を責めてしまいがちです。
そんな時に、知っておいて欲しいことです。
あなたは十分頑張っている!
あなたはもう、十分過ぎるくらい頑張ってるよ!!
苦しかったあの頃の自分に送ってあげたい言葉です。
だって、言葉もわからない国に一人でやってきただけでもすごい勇気のいることなのに、
その中で一生懸命勉強して、日々コミュニケーションを取ろうと頑張ってるじゃないですか。
それだけで十分です。
でもきっと、頑張り屋のあなたは「まだまだ全然ダメだ!」って、更に高みを目指そうとしているのでないでしょうか。
中国語なんて話せなくてもいいと思っている人は、こんなにストレスを感じることもないはずです。
だから、自分はダメなんて思わずに、「自分は頑張っている!」ってことをちゃんと認めてあげて下さい。
日常会話はめちゃくちゃ難しいと知るべし
断言します!日常会話はめちゃくちゃ難しいです。
なぜなら、相手あっての「会話」だからです。
日本人同士でも日常会話の中で誤解が生じることがあるのに、ましてや外国語となると更に難しくなるに決まってます。
なのに、「3ヶ月でマスター!!」とか本やネットの記事が目に入るんですよ。
そして、落ち込む…
でも、あれ信じちゃダメです。
日常会話はある意味ニュースより難易度が高い!と思っておくくらいがちょうど良いです。
それに、私は日本語もまだ完璧とは言えない!だって、このブログ書く時もググってますもん。(胸張って言う事じゃない。笑)
だから、中国語の習得も生きているうちに出来ないかもくらいの気持ちでいることにしています。
対処法:言葉の壁でストレスを感じた時に実践していること
ここからは、私が言葉の壁を感じた時に実践していることをご紹介いたします。
因みに、言葉の壁の乗り越え方といえば、
- 日本語のドラマを見る
- 日本人の友達と話してストレス発散する
- 人と比べない
などが代表的でしょうか。
でも、実際に試してみて一時的な解決方法にしかならなかったので、敢えてご紹介しません。
ここでは、私自身が効果を感じられた心構えや方法についてご紹介したいと思います。
克服しようと思わなくていい
まず、「克服しようと思わない」と決めています。
出来ないことがあった時やストレスを感じた時、何とかしなくちゃ!!と焦りはしますが…
でも、克服しようって今無理に頑張らなくてもいいと思うんですよね。
なぜなら、今の状態で更に頑張っても、ただただ辛くなるだけだからです。
それよりも、
今のありのままの自分を受け入れる勇気を持つこと
の方がよっぽど大切です。
一旦休む(やりたくない事は無理してやらない)
ありのままの自分を受け入れたら次にすること。
それは、「休むこと!!」です。
例えば、
- 義父母の家に行きたくないので行かない
- 夫の友人に会いたくないので会わない
- 夫の家族の集いに参加しない
などなど。
誰に何を言われようが、しんどい時の無理は禁物です。
最初は、行かないと何か言われるかな…と気が進まないのに頑張って参加していました。
でも、今は自分の気持ちを優先すべき時だ!と身体からのSOSに応えるため、思い切って全て拒否。
すると、あら不思議。
後ろめたさを忘れるくらい、ポジティブに物事を考えられるように!!笑
台湾人はさっぱりした性格の人が多いので、こっちが思っているほど気にしてないので大丈夫です!
どうしたいか考える
しっかり休んだら、自分はどうしたいのかを考えます。
- 中国語の勉強は一旦辞めるのか
- やっぱり上手くなりたいのか
- 1年後の自分はどうなっていたいのか
自分の心の声に耳を傾け、未来の自分像を具体的に描くことです。
そうすることで、今やるべき事だけにフォーカスしようと思えましたし、
1年後の自分はこんな風になっているかも!とワクワクすることが出来ました。
ワクワクするって何気に大事です。
勉強方法見直し・学んだことを可視化する
私の場合は、
やっぱり言葉の壁を少しでもなくすために、中国語が上手くなりたい!
と思ったので、勉強法を見直すことにしました。
それまでの学習方法は、「テキストで単語を覚えて、ネイティブにとりあえず使ってみる」という方法で成果がわかりづらく…
モチベーションを維持するのが難しかったです。
そこで取り入れたのが、成果を可視化する方法。
使える単語が50語、100語と増えているのが具体的にわかると、もっと頑張ろうとモチベーションが上がりました。
言葉の壁を感じた時に大切なことって、
自分は今これだけ成長しているという実感です。
この実感があれば自分を信じることができ、落ち込んでも早い段階で気持ちを切り替えることが出来ます。
悪意ある言葉をそのまま受け取らない
他言語を学習していると、相手にそんなつもりはなくても傷つくことを言われてしまうことがあります。
そんな時には、その言葉を受け取るかどうか、自分で決めましょう。
自分がその言葉を受け取らないと決めれば、傷つくことはありません。
他人から発せられた言葉を受け取って自分を傷つけているのは、他でもない自分自身なんだ!!
と気付いてからは、その言葉を受け取るのか自分で選ぶようになりました。
生きていれば悪意ある言葉を投げかけられる事もあるでしょう。
そんな時、その言葉を受け取るかどうかの選択肢が自分にあると知っておくだけで、傷を最小限に抑えることが出来ます。
自分を守れるのは自分だけです。
大切な自分をどうかご自身で守ってあげて下さいね。
最後に:国際結婚に言葉の壁はつきもの
国際結婚に言葉の壁はつきものです。
気分が落ちてる時などは、特に自分はダメだな…と感じてしまいがちです。
でも、国際結婚を選んだのは自分だし、付き合っていくしかないな〜と今では割と楽観的に考えられるようになりました。笑(8年経ってようやく!)
大変なことも多いですが、楽しい事もたくさんあるので何とかやっていけている台湾生活。
参考になるか分かりませんが、辛いと思った時に少しでもお役に立てれば幸いです。
ではまた〜♪
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