【学習歴8年が厳選】台湾華語テキストおすすめ10選!選ぶ時に重要なこと

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台湾華語 テキスト おすすめ

台湾華語の勉強を始めたい。

初心者にはどのテキストがおすすめ?

中国語の学習を始める際に重要なのが、参考書選びです。

特に台湾の場合は、中国で話されている普通話とは異なる部分があるため、何から始めればいいのか余計に悩みますよね…

ということでこの記事では、

  • テキストを選ぶ際の注意点
  • おすすめの参考書(発音・文法・単語)

について、台湾華語学習歴8年(台湾在住)の筆者が詳しく解説します。

(台湾華語オンライン講師の経験あり)

最短で中国語を上達させて、台湾での生活をより便利なものにしましょう♪

参考になれば幸いです。

目次

台湾華語のテキストを選ぶ際の注意点

テキストを選ぶ際に重要なのが、その言語を学んで「何がしたいか?」です。

というのも、オンライン講師をしていた際に

普通話(中国の中国語)を学んでから台湾華語を勉強した方がいい?

という内容の質問をよく受けていたので、先に少し触れておこうと思います。

台湾華語と普通話の違い

スクロールできます
台湾華語普通話
漢字繁体字簡体字
発音記号注音ピンイン
発音そり舌音はあまり舌を巻かない
一音一音はっきり発音するので聞き取りやすい
しっかりそり舌で発音する
(ただし、地域によって差あり)
文法台湾では使わない文法表現がある
台湾語の影響を受けた独特の文法がある

台湾華語と普通話(中国の中国語)の違いは、上記の通り。

特に大きな違いは、繁体字か簡体字かです。

中国語を学んで何をしたいのか?

  • 台湾で生活するため
  • 台湾人と話すため

という目的のために中国語を学ぶ場合、台湾華語(繁体字)のテキストをベースに勉強するのがおすすめです。

なぜなら、台湾華語のテキストは「台湾人が現在使っている生きた中国語 (単語・文法表現)を学べるから」です。

私は最初、普通話(簡体字)のテキストを使って勉強したため、

繁体字が読めなかったり、台湾では使わない文法を無駄に学んで結局言いたいことが上手く伝わらない…

という苦い経験をたくさんしました。

当時はつらすぎて、よく泣いてました…

今思うとすごい遠回りをしたなと感じます。笑

台湾華語テキストの欠点は普通話のテキストで補う

台湾華語のテキストは今でこそ種類が増えましたが、それでもまだまだ普通話のテキストに比べると数が少なく欠点もあります。

例えば、

  • 初級〜上級を網羅する文法のテキストには日本語の説明がない(英語・中国語)
  • 台湾華語の発音の本がない

など。

よって、全てを台湾華語のテキストで学習するのではなく、

台湾華語のテキストをベースに、普通話のテキストも上手く使いながら学習するのがおすすめです。

素朴な疑問

  • 発音は台湾華語の発音を学ぶべき?
  • 台湾華語と普通話では文法が多少異なるみたいだけど、どうしたらいい?
  • 台湾語の影響を受けた台湾独特の文法(表現)はどうやって勉強する?

など、調べれば調べるほど疑問が次から次へと出てくるはずです…

私も中国語の学習を始めたばかりの頃に悩んだので、よくわかります。

下記では、おすすめのテキストと共に、注意すべき点と対策についても合わせてご紹介していますので、参考にしてみて下さいね♪

おすすめの中国語発音テキスト

発音を勉強する上でおすすめなのが、「日本人のための 中国語発音完全教本」

発音の本は色々と読みましたが、ダントツでわかりやすいです。

普通話の発音の本になりますが、中国語の発音に関しては「基礎」は普通話でも台湾華語でも同じです。

注音(ボポモフォ)で学びたい人にはちょっと不利

現状として、発音の本は普通話のテキストの方が圧倒的に多いですし、わかりやすいです。

ただ普通話の本はピンイン表記なので、注音で発音を学びたい人にとってはちょっと不利になります…

ただ、これは致し方ないところ…

私の場合は、最初はピンインで発音を勉強し、

ある程度発音ができるようになった頃に「ピンイン・注音の対照表」を参考にしながら注音も覚えました。

(ネットで検索するとたくさん対照表が出来てきます)

結果的にピンイン・注音どちらでも正しく発音できるようになったので一石二鳥でしたよ♪

台湾のそり舌音は意外に難しい

「台湾はそり舌で発音しないので簡単」というのをよく耳にしますが、

しっかりと舌を反らさないだけであって、そり舌音なんですよね。

試しにそり舌音「「zhi・ㄓ」「chi・ㄔ」「shi・ㄕ」「ri・ㄖ」を、舌を反らさずに発音したところで全く通じないのがいい例です。

基礎を学んだ上で、若干手抜きをするのが台湾のそり舌音。

基礎を学ばずに適当に舌を反らすだけでは、そり舌音の習得は不可能と言えます…

発音を学ぶ上で大切なのは、発音記号を見て正しく発音できることです。

私は楽しようとして何度も挫折したので、発音は疎かにせずしっかりと学ぶことをおすすめします。

台湾華語学習におすすめの文法テキスト

台湾華語の文法を学習するのにおすすめのテキストはこちらです。

入門におすすめ

台湾華語の入門書としておすすめなのが「単語と文法から学ぶ PAPAGO式 台湾華語」

基礎文法がとてもわかりやすく解説されていて、

台湾華語にちょっと興味が湧いてきた!まずは独学で学んでみたいな!

そんな方にぴったりです。

今までの台湾華語のテキストというと、フレーズ集か語学学校で使用する教科書くらいしか選択肢がなかったのですが…

の本が出版された事で台湾華語を学ぶハードルがグッと下がったと感じます。

ワンポイントアドバイスが豊富で楽しく学べるので、これから台湾華語を学習してみようという方におすすめの一冊です♪

基礎〜上級までしっかり学ぶ

台湾華語教材の代名詞とも言えるテキスト「新版實用視聽華語シリーズ」

語学学校で使用されていることもあり、台湾で中国語を学んだ事がある人は誰もが知っているテキストです。

シリーズで1〜5まであり、体系的に単語・文法を学べるようになっています。

旧版は台湾ではあまり使わない普通話の文法が盛り込まれていましたが、新版は台湾で使う文法をメインに再構成。

そのため、より実践的な表現を学べるようになっています。(使わない文法を覚えなくて良くなった)

欠点としては、このテキストには日本語の説明がありません…

(初級は英語・中級以降は中国語の説明)

残念ながら、現在のところ基礎〜上級までの文法が体系的に学べる日本語説明ありの台湾華語教材がないのが現状です。

ただ個人的には、入門編で中国語の基礎を学んだら、

あとはなるべく台湾華語(繁体字)に触れる機会を増やして、中国語に早めに慣れる方がいいかなと感じています。

ちなみに私はこの實用視聽華語シリーズ1〜5で文法を勉強し、理解できないところは普通話の参考書を併用しながら学習しました。

普通話(簡体字)でおすすめの文法書

普通話(簡体字)の文法書でおすすめなのが、「これならわかる中国語文法 入門から上級」

NHKラジオ講座を担当されていた丸尾先生が書かれた本で、これ一冊で入門〜上級の文法が学べます。

  • 中国語文法の概要を把握したい
  • 實用視聽華語の文法説明がイマイチわからない時に補足的に使用

という使い方がおすすめです。

1冊で入門〜上級までの文法を網羅した参考書は他にはなく、参考書というより辞書のような本です。

補語に特化した参考書

中国語学習者の多くが挫折してしまう ”補語” に特化したテキスト「中国語文法補語完全マスター」

特に日常会話の場合、

補語のオンパレードなので、何としてもマスターしたいところです。

私が勉強していた数年前はこんな便利なテキストなかったので、一つずつ自力で覚えましたが…

今はこんな便利なテキストが出ているだと感動しました。笑

「補語」って何?という部分をしっかりわかりやすく解説してくれているので、補語がもっと身近に感じられるはずです♪

ネイティブの思考を学べる参考書

文法の説明はわかったけど、実際にネイティブと話しているとなんかしっくりこない…

そんな時におすすめなのが、「話すための思考が身につく! 中国語文法講義」です。

普通話(簡体字)の参考書になりますが、ネイティブの思考に着目して書かれているのがポイントでかなりおすすめです!!

よくわからない所があっても中国語の文法だとこうだからと曖昧にしていた部分が、この本を読むことでクリアになります。

なるほど!そういう事だったのかと目から鱗のオンパレードでした♪

ちょっとの違いで相手に与えるニュアンスが変わることをワンポイントとして書いてくれているので、とても参考になりますよ♪

台湾独特の文法表現を学べる参考書

≫課本沒教的台灣華語句型50全新修訂版

中国語が聞き取れるようになった頃に疑問に感じるのが「台湾人の話している文法が習ったのとちょっと違う」ということです。

なぜなら、台湾人は普段、台湾語の影響を受けた文法表現=方言 を使って話しているからです。

厄介なのが、台湾の方言はテキストには載っていないこと…

日本語で考えてみても、

方言(大阪弁など)って日常的に使うけれど、自然に身についたものであってわざわざ習うものではないですよね…

けれども、台湾人と円滑に会話しようとすると方言の習得は必須事項です。

そんな時におすすめなのが「課本沒教的台灣華語句型50全新修訂版」というテキスト。

中級レベルになった頃に読むのがおすすめですよ♪

台湾華語学習におすすめの単語テキスト

単語を効率よく学ぶのにおすすめなのが「台湾華語単語シリーズ」です。

ピンイン・注音どちらも記載されているがポイントですよ♪

初級「はじめの1000」

初級におすすめなのが「台湾華語単語 はじめの1000」

カテゴリー別にサクッと効率よく単語を学びたい人におすすめです。

中級「つぎへの1400」

中級レベルにおすすめなのが「台湾華語単語 つぎへの1400」

実践で使えるフレーズが盛りだくさんで、単語の復習をする際にもおすすめの1冊です。

私はこの中のフレーズを丸暗記して使っていて、次は何を覚えようかなと楽しみながら学べるのもポイントです♪

上級「さらなる2700」

上級レベルにおすすめなのが「台湾華語単語 さらなる2700」

単語の難易度がグッと上がるので難しく感じますが、覚えておいて損はない1冊です。

特に「台湾留学したい・台湾で就職したい」方は、マスターしておくと役立つこと間違いなしです。

最後に:おすすめテキストまとめ

発音のテキスト

文法のテキスト

単語のテキスト

以上が、台湾華語学習におすすめのテキストでした。

私が台湾華語の勉強を始めた8年前にはこんなにたくさん台湾華語のテキストがなかったので、心から羨ましいです。笑

中国語の習得は難しいと言われますが、基礎と発音をしっかりマスターしたらあとは結構楽だと感じます。

最近はサボり気味なので、偉そうなことは言えませんが…汗

お互い無理をせず頑張りましょうね!

参考になれば幸いです。

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